「胃カメラの前日は何を食べたらいい?」 「麻酔を使うと当日はしんどい?」 胃カメラ(内視鏡検査)を受ける前後は、食事の制限や検査への恐怖心から、たくさんの疑問や不安が湧いてくるものです。この記事では、皆様からよくいただく質問について、平塚の松下医院の院長(内視鏡専門医)が分かりやすく丁寧にお答えします。検査を控えている方、受診を迷っている方はぜひ参考にしてください。 〈こちらの記事は医師監修のもと作成しています〉 松下医院 院長 松下 昌裕 日本内科学会 内科専門医 日本消化器病学会 消化器病専門医 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 難病指定医 / 両立支援コーディネーター / 医学博士 目次:気になるところから読む Q1. 胃カメラ前日の食事は?制限は厳しい? Q2. 胃カメラ当日の朝、水は飲んでも大丈夫? Q3. 胃カメラ検査の所要時間は?やり方は? Q4. 胃カメラの費用は、3割負担でいくらくらい? Q5. バリウムから胃カメラへの変更はできる?どっちがいい? Q6. 胃カメラ後の食事はいつから?何を食べたらいい? Q7. 検査後にしんどい・一日中眠いのは麻酔のせい? ◆ お腹の不安を、1回の来院でスッキリ解決しませんか?(予約のご案内) 【検査前日・当日】検査前の準備・食事の疑問 Q1. 胃カメラ前日の食事は、何を食べたらいいですか? 制限は厳しいですか? A. 前日の食事内容について、私はそこまで細かく気にしていただく必要はないと考えています。何を食べても大丈夫ですが、大切なポイントは「食べる時間」と「量(腹八分目)」の2つです。 胃の中に食べ物が残っていると正確な内視鏡検査ができなくなくなってしまうため、以下の2点だけ守っていただければ、メニューを神経質に選びすぎる必要はありません。 晩御飯は早めに済ませる: 前日の夜18時〜19時頃(遅くとも21時まで)には食事を終えてください。 量は腹八分目に抑える: 何を食べても構いませんが、満腹になるまで食べるのは控え、軽めの量を意識してください。 「うどんやおかゆしかダメ?」とご質問いただくことも多いですが、早めの時間に腹八分目であれば、卵や納豆、お肉類などを召し上がっていただいても問題ありません。リラックスして前夜をお過ごしください。 Q2. 胃カメラ当日の朝、水は飲んでも大丈夫ですか? A. 検査当日の朝も、コップ1杯程度(200mlほど)の「お水」や「白湯」であれば、検査の1〜2時間前まで飲んで大丈夫です。 脱水症状を防ぐためにも適度な水分補給は必要ですが、以下の点にご注意ください。 ❌ 飲んではいけないもの: 牛乳、ジュース、飲むヨーグルト、コーヒーなど(胃の粘膜に着色したり、膜を張ってしまい検査の妨げになります)。 ❌ 当日の朝食: ガムやアメを含め、一切の食事は禁止です。 【検査当日】検査当日の疑問(時間・費用・バリウム比較) Q3. 胃カメラ検査の所要時間はどのくらいですか?やり方は? A. 実際のカメラが入っている時間は、わずか5分〜10分前後です。 当院での胃カメラの流れとしては、喉または鼻に局所麻酔のゼリー(スプレー)を塗った後、ご希望に合わせてリラックスできる麻酔(鎮静剤)を注射し、横になった状態で検査を行います。大学病院出身の専門医が愛護的でスムーズな操作を行うため、あっという間に終了します。 ※鎮静剤を使用した場合は、検査後に院内のベッドで15〜30分ほどお休みいただく時間(リカバリー時間)が別途必要です。 Q4. 胃カメラの費用は、3割負担(保険適用)でいくらくらいですか? A. 3割負担(保険適用)の場合の目安料金は以下の通りです。 観察のみ(胃の中を見るだけ):約3,500円 〜 4,500円 生検(組織検査)あり:約8,000円 〜 11,000円 ※「生検は念のため」と医師から言われることがありますが、これは良性のポリープやピロリ菌、赤い炎症(急性胃炎など)の有無を確定診断するための「優しい念のため」の検査です。がんを疑われているわけではありませんのでご安心ください。 ※初診料や処方箋料、麻酔(鎮静剤)の使用有無によって多少前後します。 Q5. 健康診断や人間ドックの「バリウム」から「胃カメラ」への変更はできますか?どっちがいい? A. はい、変更可能です。当院では圧倒的に「胃カメラ」をおすすめしています。 バリウム検査(X線)は全体像を見るのには適していますが、小さなポリープや初期の胃がん、赤い炎症を見つけるのは苦手です。また、バリウムで「要精密検査」になった場合は、結局後日胃カメラを受ける二度手間になってしまいます。 当院なら、事前にWEBやLINEで予約をしていただければ、当日に受診してそのまま検査を受けられる「来院1回完結」の体制をとっています。最初から専門医の目による胃カメラを選ぶ方が、時間的にも費用的にも賢い選択です。 (さらに…)
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